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独立気泡の吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40 | Raystonの断熱

Krypton ChemicalのRayston Spray Foam HFO 40:HFO発泡・独立気泡の吹付け硬質ウレタンフォーム。密度42–47 kg/m³、λ = 0.028 W/m·K、独立気泡率 > 90%。値は技術データシートによります。

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40(Rayston Spray Foam HFO 40)は、Krypton Chemical, S.L.の二液型硬質ウレタンフォームシステムで、恒常的な荷重を受けない室内の垂直壁・天井への吹付け断熱用に開発されています。HFO(trans-1-chloro-3,3,3-trifluoropropene)で発泡し、密度42–47 kg/m³、公称熱伝導率λ = 0.028 W/m·K、独立気泡率> 90%です(公式技術データシート、最終改訂 02/06/2026)。

本記事はRayston Spray Foamシリーズの一グレードを扱います。全グレードの比較は総合ガイド 吹付け硬質ウレタンフォーム をご覧ください。

01

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40とは?選ぶべきケース

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40(Rayston Spray Foam HFO 40)は、二液型(ポリオール+イソシアネート)の硬質ウレタンフォームです。下地に直接吹き付けると、全面に密着した連続断熱層を形成し、入隅や継ぎ目の熱橋を低減します。

技術データシート記載の公称用途:

公式技術データシートによれば、本製品は繊維や生物学的リスクのある物質を含みません。工業用・プロ用に限られ、DIY施工には適していません。

メーカーサイト:kryptonchemical.com。

サイト内リンク:ナレッジ · 製品 · 資料。

02

HFO発泡と二液型システムの仕組み

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40はHFO、具体的にはtrans-1-chloro-3,3,3-trifluoropropeneで発泡します。そのため、RaystonシリーズのHFO系(HFO 35、HFO 50と同系列)に属し、水発泡グレード(30W / 40W / 50W)や連続気泡の8Wとは異なります。

技術的には、このシリーズのHFO系は次を意味します:

技術データシート記載の表示コード:

PU EN 14315-1-ccc4-CT3 (20)-TFT18(20)-FRB40(20)-W0,2-MU80

建築用断熱材(ThIB)としての規格の根拠はEN 14315-1:2013(日本国内の吹付け硬質ウレタンフォームの製品規格はJIS A 9526)と、24/01/18付のガイダンス NB-CPR/SG19-17/167r2 です。

03

吹付け後のフォーム物性:密度、独立気泡率、λ、μ、吸水、火災反応性

吹付け後密度

42–47 kg/m³

UNE EN 1602

フリー密度(ラボ)

31–35 g/l

独立気泡率

> 90%

公称熱伝導率 λ

0.028 W/m·K

火災反応性

クラスE (全厚さ)

EN 13823:2002

短期吸水量

≤ 0.2 kg/m²

水蒸気拡散抵抗係数 μ

≥ 80

項目値規格 / データシート記載の基準
吹付け後密度42–47 kg/m³UNE EN 1602
フリー密度(ラボ)31–35 g/lEN 14315-1:2013
独立気泡率> 90%—
公称熱伝導率 λ0.028 W/m·KEN 12667
火災反応性クラスE (全厚さ)EN 13823:2002
短期吸水量≤ 0.2 kg/m²EN 14315-1:2013
水蒸気拡散抵抗係数 μ≥ 80EN 14315-1:2013

技術メモ:

  • 密度42–47 kg/m³により、HFO系でHFO 35(30–40)とHFO 50(48–55)の間に位置します。
  • 技術データシートには、HFO 40の圧縮強さの数値は記載されていません。
  • 公称の火災反応性は全厚さでクラスE。CEマーキング欄によれば経年で低下しません。

04

経年後の断熱性能表(厚さ / λ / R)

プロジェクトの断熱計算は、一般的な公称値だけでなく、データシートの経年後の値の表から目標厚さの行にもとづいて行ってください。吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40では、30~75 mmでλ = 0.028、80~115 mmで0.027、120~200 mmで0.026に下がり、熱抵抗Rは厚さに比例して増えます。

R(m²·K/W)

経年後λ(W/m·K) 0.028 · 厚さ 30–75 mm

30 mm

1.05

35 mm

1.25

40 mm

1.40

45 mm

1.60

50 mm

1.80

55 mm

1.95

60 mm

2.15

65 mm

2.30

70 mm

2.50

75 mm

2.70

経年後λ(W/m·K) 0.027 · 厚さ 80–115 mm

80 mm

3.00

85 mm

3.20

90 mm

3.40

95 mm

3.55

100 mm

3.75

105 mm

3.95

110 mm

4.15

115 mm

4.30

経年後λ(W/m·K) 0.026 · 厚さ 120–200 mm

120 mm

4.70

125 mm

4.90

130 mm

5.10

135 mm

5.30

140 mm

5.45

145 mm

5.65

150 mm

5.85

155 mm

6.05

160 mm

6.25

165 mm

6.45

170 mm

6.65

175 mm

6.85

180 mm

7.05

185 mm

7.25

190 mm

7.45

195 mm

7.65

200 mm

7.85

目安:50 mmでR = 1.80 m²·K/W(λ = 0.028)、100 mmでR = 3.75(λ = 0.027)、200 mmでR = 7.85(λ = 0.026)。

厚さ(mm)経年後λ(W/m·K)R(m²·K/W)
300.0281.05
350.0281.25
400.0281.40
450.0281.60
500.0281.80
550.0281.95
600.0282.15
650.0282.30
700.0282.50
750.0282.70
800.0273.00
850.0273.20
900.0273.40
950.0273.55
1000.0273.75
1050.0273.95
1100.0274.15
1150.0274.30
1200.0264.70
1250.0264.90
1300.0265.10
1350.0265.30
1400.0265.45
1450.0265.65
1500.0265.85
1550.0266.05
1600.0266.25
1650.0266.45
1700.0266.65
1750.0266.85
1800.0267.05
1850.0267.25
1900.0267.45
1950.0267.65
2000.0267.85

05

配合比と現場施工条件

容積比(ポリオール:イソシアネート)

100:100

重量比

100:110

原液温度

30–60 °C

作動圧力

60–120 bar

外気温

0~40 °C

相対湿度

< 90%

風速

< 30 km/h

下地温度

5–40 °C

下地の水分

表面に結露がないこと

条件HFO 40の技術データシート記載値
容積比(ポリオール:イソシアネート)100:100
重量比100:110
原液温度30–60 °C
作動圧力60–120 bar
外気温0~40 °C
相対湿度< 90%
風速< 30 km/h
下地温度5–40 °C
下地の水分表面に結露がないこと

施工は専用の吹付け機を用い、指定の配合比で行います。メーカーの推奨は、施工方法を確認し、現場条件への適合に疑問がある場合に試験施工を行う施工者の義務を免除するものではありません。

06

原液の物性とラボ反応性

以下の値は、技術データシートの原液・反応性に関する補足項目に 20 °C で記載されています:

水酸基価

ポリオール: 180–220 mg KOH

DIN-53240-2

水分含有量

ポリオール: 2%

ISO-14.897

粘度

ポリオール: 300–600 mPa·s
イソシアネート: 180–250 mPa·s

INT-IT-17

NCO含有量

イソシアネート: 30–32%

UNE-92120-1

クリームタイム

ポリオール: 4 ± 1秒

ゲルタイム(糸引き)

ポリオール: 11 ± 1秒

フリー密度

ポリオール: 31–35 g/l

項目ポリオールイソシアネート規格
水酸基価180–220 mg KOH—DIN-53240-2
水分含有量2%—ISO-14.897
粘度300–600 mPa·s180–250 mPa·sINT-IT-17
NCO含有量—30–32%UNE-92120-1
クリームタイム4 ± 1秒 EN 14315-1:2013
ゲルタイム(糸引き)11 ± 1秒 EN 14315-1:2013
フリー密度31–35 g/l EN 14315-1:2013

これらはラボでの参考時間です。現場での時間は、上記範囲内の原液温度・圧力・環境条件によって変わります。

07

安全・保管・機器洗浄・空容器

労働安全衛生

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40のB液はイソシアネートを含みます。安全データシート(SDS)に必ず従い、十分な換気および/または呼吸用保護具(有機ガス+粒子用フィルター)、保護衣を使用してください。技術データシートに記載の用途にのみ使用してください。本製品は工業用・プロ用であり、DIY施工には適していません。

保管

両液とも10~25 °Cで湿気を避けて保管してください。未開封の純正容器で適切に保管した場合、保管期間は製造日から最長6か月です。

機器洗浄

施工後は、次に使用するシステムを汚染しないよう吹付け機を十分に洗浄してください。機器部品の洗浄に溶剤は推奨されません。Rayston Fluid などの可塑性洗浄液を使用してください。B液は空気に触れる部品から完全に除去し、洗浄液に置き換える必要があります。

空容器と環境

空容器は中身の入った容器と同じ注意をもって取り扱い、有害廃棄物として許可を受けた処理業者に引き渡してください。A液とB液を1/1で混合すると不活性な材料にできますが、危険な温度上昇を避けるため、量は5リットル以内に限ります。起こりうる反応を把握せずに、残液を他の製品と混ぜないでください。

08

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40と他のRaystonグレードの比較:どれを選ぶ?

グレード選定は、商品名だけでなく、用途、密度、λ、μ、公称圧縮要件によって決まるプロジェクト上の判断です。HFO 40の技術データシートの範囲では:

1

HFO系で密度42–47 kg/m³、独立気泡率 > 90%、公称λ 0.028、μ ≥ 80が必要 → 直接の候補はHFO 40です。

2

同じHFO系でより低い密度(30–40 kg/m³) → 吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 35をご覧ください。

3

より高い密度で、データシートに圧縮強さ > 200 kPaの記載 → HFO 50をご覧ください。

4

HFOではなく水発泡で密度が近いもの → 総合ガイドで40W(38–42 kg/m³、λ = 0.031、μ ≥ 70)と比較してください。

5

公称遮音性能+軽量な連続気泡フォーム → HFO 40ではなく8Wです。

本セクションは、建物の断熱計算や選定グレードの技術データシートに代わるものではありません。全グレードの比較は 吹付け硬質ウレタンフォームのガイド をご覧ください。

09

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40:よくある質問

Krypton Chemicalの二液型硬質ウレタンフォームシステム(Rayston Spray Foam HFO 40)で、HFO発泡、密度42–47 kg/m³。恒常的な荷重を受けない面への吹付け断熱に使用します。

EN 12667にもとづきλ = 0.028 W/m·K(日本ではJIS A 1412-2が同種の測定方法)。経年表では、厚さが大きくなるとλは0.027、さらに0.026に下がります。目標厚さの行を使用してください。

はい。技術データシートの公称独立気泡率は> 90%です。

容積比100:100、重量比100:110(ポリオール:イソシアネート)。

いいえ。技術データシートの記載では、施工対象は恒常的な荷重を受けない面(一般に室内の垂直壁や天井)です。この範囲外の用途には個別の技術判断が必要です。

クラスE(全厚さ、EN 13823:2002による)。

いいえ。本製品は工業用・プロ用に限られ、一般の方によるDIY施工には適していません。

10

技術まとめ

吹付け硬質ウレタンフォーム HFO 40(Rayston Spray Foam HFO 40)は、Krypton ChemicalのRaystonシリーズにおけるHFO発泡の硬質グレードです:吹付け後密度42–47 kg/m³、独立気泡> 90%、公称λ 0.028(経年表では厚い範囲で0.026)、μ ≥ 80、短期吸水量≤ 0.2 kg/m²、火災反応性クラスE。恒常的な荷重を受けない面への吹付け断熱を対象としています。最終選定は技術データシートの値と設計厚さで確認し、他グレードとの比較には総合ガイドをご利用ください。

製品

Rayston Spray Foam HFO 40を含む製品の技術データシート。

資料

技術データシートと資料。

計算ツール

材料使用量の計算ツール。

代理店

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